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千家生花

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千家生花は、京都の雅人岡田松亭によって天明6年に創始された。流組松亭は千家の茶を学んだ人で、歌人でもあった。佐竹藩家老の招きによって秋田を訪れて数年間滞在し、この間に茶花の指導、そして江戸や上方で流行していた生花様式のいけばなも併せ教えていた。とりわけ茶花に関しては、千家に伝わる利休の教えを核にされたこともあって、当流では、千利休を開祖として崇めている。

二世は湯沢藩士で白華園見松(はっかえんけんしょう)と号し、「千家生花二夜問答」を著する。文化3年佐竹藩士宗右が三世を継ぎ、四世宗久、五世宗信、六世宗可、七世宗利、八世宗阿と代々高弟が家元を継ぎます。九世宗明、十世宗知と続き、十一世は明治34年県立高等女学校(現北高校)の創設に当たって生花を課外教養として採用することになり、知事の推挙により生花作法教師をなります。

十一世下山田酔月のあとを継いだ十二世内田三橋は、引き続き同校の教師として、又明治43年県立女子師範学校の庶礼生花教授となり27年間在職します。十三世は三橋の長子宗橋が継ぎ、現在十四世村井凌雲家元に受け継がれています。



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